【授乳中】漢方の便秘薬は大丈夫?赤ちゃんへの影響とドッサリ出る体作り

育児中のママの悩み
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授乳中の便秘に苦しみ、

便秘解消に漢方の便秘薬を検討していませんか?

でも、

・漢方なら授乳中も大丈夫なのか?

・漢方って赤ちゃんに影響はあるの?

など気になっていると思います。

・漢方薬は体にいいイメージだから、気軽に使用してもいいのか?

・漢方薬の使用は授乳中も可能か?

・母乳や赤ちゃんへの影響は?

など書いていきたいと思います。

これらが気になっているママは、ぜひ読んでみてください。

参考になれば幸いです。

漢方便秘薬の仕組みと便秘への効能

まず漢方薬とはどのようなものなのか、少し触れてみたいと思います。

植物・動物・鉱物の中に「生薬」と呼ばれる薬効があり、

これを組み合わせ調合したものが漢方薬です。

漢方薬は悪い部分だけに直接効くのではなく、

体全体の調子を整えて自然治癒力を高める目的で使用されます。

漢方便秘薬も同じように、できるだけ自然に近いかたちでお通じを促すことが本来の目的なのです。

漢方便秘薬には、生薬の大黄(だいおう)と甘草(かんぞう)と呼ばれる生薬が配合されています。

この生薬の働きが大腸を刺激し、しっかり動かすことで便をスムーズに運び出します。

だいたい8~10時間でお通じが得られますので、就寝前に飲むのが効果的です。

生薬配合で体に優しいと思われることが多いですが、

漢方便秘薬は強い刺激性の下剤になります。

また副作用には下痢、腹痛、嘔吐、吐き気などがあります。

生薬が体に合わなければ、皮膚の発心やかゆみも出ます。

以上のことを考えると、授乳中も使用できるのか気になりますよね。

授乳中の漢方薬の服用について

さきほどお話したように、漢方便秘薬は刺激性の下剤になります。

腸を刺激する成分をもつ大黄は、母乳に混ざる特性があります。

ママが授乳中に使用すると、成分はわずかでも母乳に移行してしまします。

刺激性の成分が混ざった母乳を赤ちゃんが飲んでしまうと、ひどい下痢をする可能性があるんです。

以上の理由から授乳中に漢方便秘薬は使用できません。

もし使用する場合は授乳を中断し、

お薬の成分が残っている翌日も授乳を避けましょう。

この場合は粉ミルクになりますので、哺乳瓶が苦手な赤ちゃんは

前もって飲む練習をして慣れておくといいですね。

3日以上便秘が続く、またひどい便秘でつらいようであれば専門医や薬剤師さんに相談してください。

我慢せず、安全に飲める便秘薬を処方してもらうことも大切です。

便秘になりにくい体づくりを始めてみませんか?

便秘は、お薬だけに頼るのはよくありません。

便秘の人は慣れてしまっているかもしれませんが、便は出るのが普通なのです。

だから、なるべく薬を使わずに、出るように体を変えていきましょう。

まずは次の5つのことを心がけて体質を改善してみてください。

・水分をこまめにとる(1時間にコップ1杯程度)

・栄養バランスのとれた食事、腸内の善玉菌を増やす

・睡眠時間を確保する

・適度に体を動かす

・ストレスをためない

 

水分をこまめにとる(1時間にコップ1杯程度)

ママの母乳は血液であり、その血液は水分でできています。

授乳であなたの血液、つまり水分を取られている状態ですので、もちろん便もかたくなってしまいます。

授乳で失われる水分も一緒に補給する必要があるのです。

ただし冷たい飲み物や水はNG。

腸が冷えて余計に動きが悪くなります。

温かい飲み物や白湯で水分補給を心がけてください。

栄養バランスのとれた食事、腸内の善玉菌を増やす

快便のには、ママの日ごろの食事も大いに関係します。

偏食になると便秘になりやすいので、栄養バランスのとれた食事を心がけてください。

また善玉菌はお通じをよくしてくれる働きがあります。

みそ汁、納豆に善玉菌はよく含まれていますし、またオリゴ糖を摂取すると腸内の善玉菌がふえます。

ヨーグルトも乳酸菌は摂れますが、腸を冷やすので摂りすぎないようにしましょう。

睡眠時間を確保する

育児に追われて十分な睡眠がとれず、疲れがたまっていませんか?

人は寝ている間に副交感神経を働かせ、便をつくっています。

睡眠不足になると、その時間がモテないので、十分な便が作られず便秘になります。

赤ちゃんが寝ているときにママも寝るつもりで、睡眠時間を確保しましょう。

適度に体を動かす

激しい運動は産後のママの体に負担をかけますので、

ストレッチ程度に、入浴後の体が温まっているときこりをほぐして血流をよくしてみましょう。

とくに腰を回す動きは、便秘に効果的です。

テレビを見ながらやるのが手軽でオススメですよ。

ストレスをためない

慣れない育児でママは緊張状態になりがちです。

これが続くとストレスがたまり、自律神経が乱れます。

その結果、排便をうながす副交感神経がうまく働かなくなり便秘になります。

育児中はなかなかストレスを発散しにくい状態です。

周りの力をかりながら、自分の心と体を休めることも大切です。

時には美容院や買い物など、赤ちゃんをお願いして、

一人で出かけるのもいい気分転換になりますよ。

まとめ

今回は漢方便秘薬のお話でしたが、いかがでしたか?

少しでもお役に立てたなら嬉しいです。

便秘は「百害あって一利なし」とも言われるほど、体にいいことはありません。

便秘であなたの体にいろんな悪影響が出ては、育児にも支障をきたします。

何より赤ちゃんに安全に母乳を飲んでもらうためにも、ママの便秘は解消する必要があります。

日ごろから便秘になりにくい体づくりを心がけ、日常生活を見直してみましょう。

またどうしても症状がつらいときは我慢せず、必ず専門医に相談してください。

授乳中でも使用できる非刺激性の下剤や、便に直接働きかけるタイプのお薬もあります。

安心できる、あなたと赤ちゃんにあったお薬をみつけてみましょう。

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