【新生児】体重が増えない時に考えられる3つの原因と4つの解決法

赤ちゃんの食についての悩み
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新生児から1ヶ月検診の時期にかけ、

赤ちゃんの体重が思った以上に増えないことに

不安を感じているママはいませんか。

母乳やミルクの量が足りないのか?

それともほかに理由があるのか?

気になりますよね。

ここでは、そんなママへ、

・新生児から一ヶ月検診前後に、体重が増えない3つの要因

・体重が増えない赤ちゃんにママができる4つのこと

をまとめました。

成長していないんじゃないか、

病気なのでは?と

悩んでいるママの力になれれば幸いです。

新生児から一ヶ月検診前後に、体重が増えない3つの要因

生後5日~一週間の新生児の時期は、

生理的現象により、一時的に体重が減ります。

これは母乳を飲む量より、

胎内にいたときの排せつ物を出す量が上回るからです。

一ヶ月検診までに元の体重に近い状態あるいは

少しずつでも体重増加傾向がみられるようなら、

特に問題はありません。

しかし、生理的現象での

赤ちゃんの体重減少が落ち着いた後も、

体重が増えない、

むしろ減っている場合は下記の事が考えられます。

1.母乳の与える量が少ない

2.赤ちゃんの哺乳力が弱い

3.室温が低すぎる

 

1.母乳の与える量が少ない

ママの母乳の出が少ない場合は、もちろんですが、

母乳の出が十分な場合でも、

赤ちゃんが上手に飲めていない場合があります。

ママの乳首の形により、

赤ちゃんがうまく咥えられない、

首が座っていないため、

飲むときの抱き方が不安定といった時には、

赤ちゃんが欲しい量だけ飲めていない事が挙げられます。

2.赤ちゃんの哺乳力が弱い

乳首を長時間咥えている=たくさん飲ませている、

と考えるのはNG。

新生児は哺乳力が未熟なため、

一度にたくさん母乳を飲むことはできません。

また授乳間隔が4時間以上空くと、

哺乳力がつきにくいです。

赤ちゃんが飲み疲れて、途中で寝てしまう事や

一見、上手に乳首を咥えていても、

母乳が出るまでの力で吸えていない恐れもあります。

3.室温が低すぎる

お部屋が寒いと、自分の体を温めるためのエネルギーを使い、

体力を消耗してしまいます。

そのため、授乳量や回数は平均的でも、

それを上回る熱量を消費してしまう環境だと、

体重が増えない要因となります。

体重が増えない赤ちゃんにママができる4つのこと

体重が増えない原因を見ていただきましたが、

ここからは赤ちゃんの体重について、

ママができることを4つ書いていきます。

1.毎日の体重に左右されない

2.一度に出る母乳の量と赤ちゃんの哺乳量を把握する

3.医師の指示を守る

4.地元の保健師に相談する

 

1.毎日の体重に左右されない

毎日体重を測っては増えない・・・と

落ち込む必要はありません。

赤ちゃんの成長は、

体重増加のスピードだけでは判断できません。

便や尿の回数、頭位や身長など、総合的な判断が必要です。

赤ちゃんの発育には個人差があり、

体重は急に増えたり横ばいになったりと

徐々に増えていくのが普通の事。

減り続けているのでなければ、

さほど心配はいりません。

2.一度に出る母乳の量と赤ちゃんの哺乳量を把握する

一口に母乳が足りていない、といっても、

赤ちゃんの哺乳力が原因か、

母乳の出が悪いことが原因なのか、

わかりませんよね。

搾乳器や手絞りで一度に出る母乳量を確かめてみましょう。

また哺乳瓶で飲ませ、

赤ちゃんが一度にどのくらいの量を飲めるのか、

定期的に確認する事も合わせて行うとよいかもしれません。

原因がわかると、

・飲ませる回数を増やすべきか

・ミルクを足すべきか

などの判断にも役立ち、解決策を見いだせます。

3.医師の指示を守る

一ヶ月検診で体重が増えていない事により、

医師から指導を受ける場合があります。

・授乳回数を増やす(授乳間隔を3時間以上開けない)

・母乳の出が悪い場合は、ミルクを足すことを勧められる

など、ママの母乳の出方や赤ちゃんの体重によって、

指導される内容は違います。

まずは医師の指示を守ることが大事です。

そのためには、信頼できるかかりつけ医師に出会う事。

例えば、完全母乳で育てたいと考えている場合に、

ミルクを足す指導を受けたとして、

ママはすんなり受け入れられますか。

かといって、自己流で解決するのもお勧めしません。

栄養不足を解決できないどころか、

消化器官の異常や病気の可能性を

見逃しかねないからです。

一ヶ月検診前後の時期は、

赤ちゃんのこれからのかかりつけ医を決める頃でもあります。

立地だけにこだわらず、近くの小児科を

2、3院回ってみるのも選択肢の一つ。

自分の育児方針に合う指導をしてくれる先生を探してみてください。

4.地元の保健師に相談する

授乳や赤ちゃんの成長に関する悩みを、

医師とは違った立場の専門家へ

相談することもお勧めです。

住んでいる行政機関(市区役所の福祉課や母子健康センターなど)に

属している保健師さんは、新米ママの心強い味方。

同じママという立場の方の経験談や、

地域の病院の特徴など、

より具体的な対策や心強いアドバイスをもらうことができます。

無料で相談に乗ってくれますので、

ぜひ活用してみてください。

まとめ

新生児から一ヶ月検診を過ぎたあたりまで、

赤ちゃんの体重が増えないと

ママは心配ですよね。

しかし、赤ちゃんの成長は個人差が大きいもの。

日々の体重に振り回される必要はありません。

まずは一ヶ月検診で医師から指導を受けた場合は指示を守る事。

検診後に母乳不足と感じた場合は、

赤ちゃんの哺乳力や母乳の出る量など、

原因に合った対策をしましょう。

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