生後8ヶ月頃であれば、
離乳食の回数は、午前中と午後の2回が基本。
しかし赤ちゃんによっては、
離乳食が好きな子や食欲が旺盛な子もいます。
3回 に増やそうか悩んでいるママもいることでしょう。
ここでは、
・離乳食を3回にするタイミング
・回数を増やさずに離乳食を工夫する3つの方法
をご紹介します。
離乳食に悩むママの助けになれば幸いです。
離乳食を3回 にするタイミング
離乳食を3回 にするタイミングは、
1.食べ物をすぐに飲み込まず、左右に口が動く
2.6~7倍おかゆや3~4mmの角切り野菜をすりつぶして食べる様子がある
(食材を口から出さない)
3.一回の離乳食で、こども茶碗一杯ぐらいの量を食べる
4.おすわりが上手になり、一人で座っている時間が長くなってきた
5.食べ物をじっと見たり手を伸ばすなど、意思が見受けられる
上記5つが揃う、生後9~11ヶ月が目安です。
しかし生後8ヶ月の赤ちゃんでも
、離乳食が順調に進んでいる場合、
上記の5つの項目ではなく、
下記に当てはまるケースの子もいます。
・体が大きい(からよく食べる)
・体が小さい(ため、栄養をつけるため多く食べさせたい)
・食べたい意思が強い
・ミルクや母乳を嫌がる
一見、このようなケースでも、
離乳食を3回に増やしてもよさそうだと思いがち。
しかし、ママ独自の判断で
離乳食の回数を3回に増やすことは、
あまりお勧めしません。
上記の場合でも、消化器官はまだまだ未熟。
内臓や消化に負担がかからないかどうかは、
見た目で判断できないためです。
体の大きさは、母子手帳の成長曲線から
著しく外れていなければ、
成長面で心配することはありません。
離乳食を増やす必要はないのです。
それでも赤ちゃんの様子から、
離乳食の回数を多くしたいと考える場合は、
かかりつけ医に一度相談することをお勧めします。
回数を増やさずに離乳食を工夫する3つの方法
離乳食の回数を増やさずに、
まずは2回の離乳食で赤ちゃんに満足してもらえるよう、
下記つのことを見直してみてください。
1.離乳食の量とバランス
2.モグモグ、ごっくんを意識させる
3.コップやストローなどを使う練習をさせる
1.離乳食の量とバランス
主菜・主食・副菜など、一回の食事で、
2~3品用意してあげましょう。
主菜や主食だけだと、メニューが単調になりやすいです。
食事も短時間で終わってしまい、
物足りなさを感じます。
5~6ヶ月頃と比べて、
食べさせるタンパク質の種類も増えてくる頃。
アレルギーや初めて食べさせる初回の反応を気にしながら、
様々なメニューに取り組んでみましょう。
時間的に用意が難しい時は一品でも、
具だくさんの丼や、
野菜も一緒に煮込むうどんなど工夫しましょう。
1回の食べる量を子供用茶碗半分~7分目を目安にし、
10~15分かけて、しっかり食べさせるようにします。
2.モグモグ、ごっくんを意識させる
離乳食を3回にする前に、
口を左右に動かしもぐもぐさせる事を習慣づけさせます。
丸飲みや早食いの習慣は、
将来的な食生活にも影響します。
ママが「モグモグするよ」と言いながら、
口の動きをして見せつつ練習しましょう。
早い段階から、ゆっくりと噛んで食べる癖を付ける事が必要です。
固さは、3~4mm角程度の大きさで、
歯茎ですりつぶせるくらいさまで慣らします。
モグモグさせる事は、1回の食事量や時間に、
適度な疲労と満足感を与えていくことにもつながります。
とはいっても、硬めの食材ばかりにするのはNG。
これまでモグモグを意識したことがない赤ちゃんであれば、
戸惑ってしまい、食べてくれなくなる恐れもあります。
まずは赤ちゃんの好物の食材を1つだけ、
上記の大きさや硬さで食べさせてみます。
様子を見ながら、徐々に習慣づけていきましょう。
3.コップやストローなどを使う練習をさせる
離乳食を増やすデメリットの一つとして、
栄養のとりすぎがあげられます。
赤ちゃんの負担にならないものならともかく、
特にタンパク質や果糖など、
与えすぎるのは禁物。
アレルギーや消化不良や起こす原因にもなってしまいます。
そのため、離乳食は2回のまま、
プラス1回は、消化器官の負担にならない、
麦茶などの水分補給をおすすめします。
また、その時はコップやマグを使ってみましょう。
8ヶ月頃になると、指の使い方も上手になり、
物を掴めるようになってきます。
少しずつ、おっぱいや哺乳瓶以外での
水分補給の練習をさせるのにもちょうどよい頃合いです。
とはいえど、実際に上手になるのは9~10ヶ月以降がほとんど。
ママが手を添えて、サポートしてあげましょう。
まとめ
生後8ヶ月頃の赤ちゃんで、
食べることに興味を持ったり、
食欲旺盛な姿を見ると、
離乳食の回数や量を増やすべきか
考えるママもいるかもしれません。
しかしこの時期は、赤ちゃんの内臓や消化器官が未熟な状態。
回数を増やしたり、一回の量を急に増やすことで、
負担がかかることにもなりかねません。
3回にしたい場合は、かかりつけ医に一度相談しましょう。
離乳食の回数や量で赤ちゃんを満足させるのではなく、
内容を工夫して、食べることやモグモグさせる事。
食事を楽しませることを心がけていくことをおすすめします。
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