ママにならないと、
なかなか馴染みの薄いお食い初め。
お宮参りや初節句と違い、
お食い初めという言葉を、
出産後に初めて知ったママも多いのではないでしょうか。
ですが、お食い初めについては、
乗り気でないママも、実は結構多いのです。
ここでは、
・ママ達が、お食い初めをしない3大理由
・時代にあった便利なお食い初めの3つの方法
をご紹介します。
お食い初めをしないとお考えのママや
手順が面倒そう、と敬遠しがちママの参考になれば幸いです。
ママ達が、お食い初めをしない3大理由
「お食い初めをしない」と決めたママには、
以下のような理由がとても多いです。
1.お食い初めをよく知らない
2.赤ちゃんが実際に食べる儀式ではない
3.お祝い膳の用意が大変
1.お食い初めをよく知らない
お食い初めは、
「赤ちゃんが一生食べ物に困らないように」と
願いを込めた儀式。
この歴史は古く、平安時代までさかのぼります。
昔は栄養状態が悪く、生後100日を超えて
生きられない赤ちゃんも多くいました。
そのため、生後100日を目安に行う儀式とされています。
しかし、食べるものが豊富な今の時代、
ぴんと来ないママもいるかもしれません。
馴染みがない行事だと、
つい敬遠しがちにもなりますよね。
しかし、お食い初めという言葉は、
あくまで一般的な呼び方。
地方によっては、「百日の祝い(ももかのいわい)」や
「歯固め」「箸揃え」「箸祝い」とも呼びます。
呼び名がいくつもあるという事は、
地域によって多少形式は違っても、
この風習は日本に強く根付いているともいえるのです。
2.赤ちゃんが実際に食べる儀式ではない
お祝い膳を用意しても、
赤ちゃんは食べる真似をするだけ。
また、残った料理を食べるのは、
必然的に大人です。
準備や用意が大変な割に、
食べる真似だけなので、
赤ちゃんのために行っているという実感が
わきにくい事も理由の一つかもしれません。
外出するお宮参りや飾りつける初節句に比べると、
赤ちゃんにとってのイベント性が薄いと感じ、
つい飛ばしてしまいやすい行事でもあります。
3.お祝い膳の用意が大変
お祝い膳を正式に行おうとすると、
・お膳は紋付
・お箸は柳の白木箸
・漆器は男児は内外が朱塗(赤色)、女児は、外側が黒塗り、内側が朱塗り
と決まっています。
お祝い膳も、
1.白ご飯の上におにぎりを3つ、または赤飯
2.梅干し(しわができるほどの長寿への願い)
3.尾頭付きの鯛(人の頭に立つような人物になるように)
4.奇数個の小石(小石が噛めるくらい丈夫な歯が生えるように)
5.野菜の煮物など
6.汁物
を用意します。
小石や尾頭付きの鯛を用意するのも、結構大変。
お膳やお箸、中身に至るまで、身近とはいい難い点も、
ママ達が、お食い初めをしないと考える理由の一つかもしれません。
時代にあった便利なお食い初めの3つの方法
お食い初めは、必ずしなくてはならないものではありません。
しかし、面倒だからしないと考えていたママ、
もし面倒でなければ、
赤ちゃんのためにやってあげたいと思うのであれば、
下記のような手段も検討してみてはいかがですか。
1.義両親に相談してみる
2.宅配やお総菜を利用する
3.食事会を行う
1.義両親に相談してみる
自分たちの家族の事だから・・・と何も相談せずに
お食い初めをしないと決断するのは早急です。
お食い初めは、地方により特色が異なります。
しない家庭が多い地方もあれば、
逆に重視する地方もあるのです。
場合によっては、義両親が主導で、
はりきって用意してくれる場合もあります。
ママとパパにとっての大事な赤ちゃんは、
義両親にとっても大事なお孫さん。
年配の方は、特に「食べ物に困らない」
ということを大切にする傾向があります。
そのため、しないと決めた場合でも、
一言断りを入れてあげるとよいでしょう。
2.宅配やお総菜を利用する
家で一から用意する事が、
何よりもママの負担です。
そうした場合は、宅配やお総菜を利用することも、
賢いママの選択です。
お膳も赤ちゃん用の食器で済ませたり、
作るのが難しいものは、
総菜を揃えても問題ありません。
大事なのは、祝う気持ちです。
特に、今は「お食い初めセット」として、
食器や小石まで一式セットにしている販売店も多く、
とても便利です。
3.食事会を行う
生後3ケ月から6ケ月頃であれば、
思い切ってお食い初めを外食で済ませてしまう事も一つの手です。
和食や懐石料理では、
対応してくれるお店もあります。
少しかしこまったお店や個室を予約し、
家族でゆっくり会食するのもよいでしょう。
お食い初めの目的は、
赤ちゃんが食べ物に困らないように願う事。
そして、無事100日目を迎えられたお祝いの日でもあります。
形式にこだわらず、家族でお祝いし、
美味しいものを頂くことは、
ママにとっても貴重なリフレッシュになります。
まとめ
馴染みが薄く、用意の手間がかかることから、
お食い初めをしないと考えているママもいます。
ですが、お食い初めは一生に一度しかない出来事。
一から用意してあげる事=愛情の深さではありません。
宅配や外食など便利さを活用し、
ママの負担にならないのであれば、
赤ちゃんにとって行ってあげると、
素敵な思い出になるかもしれませんね。
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