生後6ヶ月の早い段階でつかまり立ちができるとo脚になるという噂の真相

赤ちゃんの体の悩み
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通常は10ヶ月頃からできるようになることが多いつかまり立ち。

しかし、赤ちゃんによっては、

生後6ヶ月頃からつかまり立ちできる子もいます。

喜ぶ反面、急な成長に戸惑うママもいますよね。

ここでは、

・生後6ヶ月頃の赤ちゃんのつかまり立ちができる2つの状況

・つかまり立ちが早い赤ちゃんにまつわる都市伝説

・赤ちゃんの足に関する気を付けたい2つの事

をまとめました。

赤ちゃんの成長スピードが気になるママに

読んでいただきたい内容です。

生後6ヶ月頃の赤ちゃんのつかまり立ちができる2つの状況

生後6ヶ月でも、つかまり立ちができる状況が整うと、

以下のようなときに、すくっと立ち上がることがあります。

・自らつかまり立ちした時

・大人がつかまり立ちさせようとした時

 

自らつかまり立ちした時

生後5ケ月頃から、寝返りやハイハイなど

活発に動いていた赤ちゃんの中には、

6ヶ月の段階で、つかまり立ちができる子もいます。

つかまり立ちは、足で体を支える筋力がついてきた証。

赤ちゃん自身で行える場合は、

自然な成長と捉えて大丈夫です。

赤ちゃんが好きなように体を動かせるように、

環境を整えてあげましょう。

手が届く範囲も広がります。

誤飲や転倒に十分な注意が必要です。

大人がつかまり立ちさせようとした時

生後4~6ヶ月頃になれば、

膝などに乗せると、

ぴょんぴょんと跳ねて遊ぶ事が

大好きな赤ちゃんも多いです。

手を握り返す力や脚力がついてきた様子に、

「案外、つかまり立ちもできるのでは?」と

実際にさせてみると、

短時間なら、つかまり立ちのような事ができた、

というケースもあるでしょう。

しかし、赤ちゃん自身が自分の意思で行っていない場合、

無理にさせる事はNG。

つかまり立ちは、9~10ヶ月の頃の成長過程の目安。

手足の力だけでなく、腰の安定や行動への興味など、

その他の体の機能や準備が整ったらできること。

成長スピードが早い必要はありません。

無理してさせることで、転倒やケガの方が心配です。

もし、体を使った遊びを取り入れたい場合は、

おすわりやずりばい、寝返り遊びなど、

赤ちゃんの体の成長に合わせたものを選びましょう。

つかまり立ちが早い赤ちゃんにまつわる都市伝説

赤ちゃんが生後6ヶ月頃からつかまり立ちを行う場合、

一般的には、「成長が早い」と思われるかもしれません。

中にはハイハイやずりばいをせずに

いきなり、つかまり立ちをする赤ちゃんもいます。

この様子を見て、たまに

・手足が弱くなる

・転びやすくなる

・o脚やガニ股になる

などという人がいます。

しかし、これは赤ちゃんの個性。

上記に実証はありません。

なお、赤ちゃんのうちの足の形は

下記のような過程をたどります。

(赤ちゃんの足の成長過程)

・0~2歳半まで・・・o脚

ねんね時期は特に、足をM字にした姿勢です。

足を床につけると、原始歩行(歩くような動作)をすることがあります。

・2歳半~5・・・X脚からまっすぐへ

赤ちゃんは、足の関節がまだ緩く筋力も弱く、

2歳頃まではX脚気味です。

3歳を過ぎると、すこしずつ治まり、

6歳頃には、大体まっすぐな足になります。

 

実は、小さいの頃の足は、ほとんどの赤ちゃんが

こうしてo脚やX脚を経てまっすぐになります。

このような事実を知らない人は、

自分の子育ての経験や

自分や周囲の子供と比べた情報だけで、

やみくもに、ママを不安にさせます。

しかし、乳幼児期の成長スピードや足の形は、

将来の成長や足の形を左右するものではないのです。

ママは安心して、赤ちゃんの成長を見守ってください。

赤ちゃんの足に関する気を付けたい2つの事

o脚に限らずに、理想的な足の形や歩行を

身につかせるためにできることは、下記です。

1.正しい靴選び

2.周囲の情報に惑わされない

 

1.正しい靴選び

1歳前後になると、靴を履きはじめます。

この時にママは、赤ちゃんの足にきちんとあった

正しい靴選びを心がけましょう。

歩き方を正すのは、

言葉の意味や理解が進んでからも遅くありません。

しかし、靴は最初が肝心。

赤ちゃんは、靴のサイズや形が合わなくても、

ママにそれを伝えることができません。

その状態で歩行練習を始めることは、

将来の歩き方や体の姿勢にも

影響する場合があります。

ママが正しい知識を持ち、

できれば専門の販売員と相談しながら選んであげましょう。

2.周囲の情報に惑わされない

周囲のママや、ママパパのご両親などは

尊敬すべき子育ての先輩でもあると同時に、

最も厄介なアドバイス相手でもあります。

本人たちからすると、悪気もなく

・●●した方がよい

・△△しないと××になる

などと助言をくれる事があるでしょう。

しかし、一喜一憂することはありません。

20~30年前の常識は今の非常識という事はよくあります。

心配な事は、その都度、保健師やかかりつけ医など、

専門家に相談しましょう。

まとめ

赤ちゃん自身の力でつかまり立ちをした時は、

脚力がついてきた証。

その時期は、生後6ヶ月頃の子もいれば、

10ヶ月以降の子もいます。

早いからといって、足の形や筋力に

影響するものではありません。

ママは周囲の意見に惑わされず、

他の赤ちゃんと比べないおおらかな気持ちで、

赤ちゃんの成長を見守りましょう。

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