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【誤飲】犬の餌を食べた赤ちゃんへの3つの心配事と正しい対処法

育児に関する生活の悩み
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お悩みママ
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どうしよう。子供がドッグフードを誤って食べちゃった!

ワンちゃんと一緒に暮らしている赤ちゃんに起こりやすい事故として、ドッグフードの誤飲が挙げられます。

  1. しまい忘れた犬の餌に赤ちゃんが手をつっこんでいた
  2. 犬が餌を食べている時に一緒に口に入れていた
  3. 犬の餌食べた赤ちゃんにどんな影響が起こる?
  4. 食べた時の解決策は?

など、あかちゃんがドッグフードを食べてしまった時の、ママが気になることについてまとめました。

犬の餌は食べ物だとわかっていても、消化器官が未成熟な赤ちゃんが食べたとなるとやはり心配です。

これを読んでいただければ、安心できると思うので参考にしてみてください。

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犬の餌の安全性と赤ちゃんが食べたときの対処法

犬の餌を食べた場合でも、赤ちゃんにとって大きな危険があるわけではありません。

ワンちゃんが日々食べる食事ですから毒であるわけがなく、安全なものがほとんどです。

 

また、製品化の段階で人間が試食している場合さえあります。

ですので、もし赤ちゃんが犬の餌を食べてしまった時は、1時間~半日ほど様子をみましょう。

 

その間に、泣きじゃくったり機嫌が悪い、体調がおかしいなど変わった事がないか観察してください。

なお、ドライタイプの固形であれば、喉に詰まっていないか、口の中に残っていないかを必ず確認し、窒息の可能性を取り除いてください。

 

万が一様子がおかしい場合は、犬の餌(形状)成分情報をもって、かかりつけの病院や緊急センターに問い合わせましょう。

 

犬の餌を食べた赤ちゃんへの3つの心配事と感染症

犬のえさを誤って食べてしまった赤ちゃんには、以下の3つの心配事があります。

その対処法と合わせてご紹介します。

  • 食物アレルギーや消化器官異常の心配
  • 犬の毛や糞尿による心配
  • 赤ちゃんの口回りのカスや犬の唾液による心配

 

食物アレルギーや消化器官異常の心配

赤ちゃんはまだ消化・吸収の機能が未熟のため、意外な食べ物でもアレルギー反応が出る場合があります。

離乳食でも、初めて与える食材には気を使いますよね。

 

例えばこちらの画像はうちの犬の餌の原材料ですが、一番最初に来ているのが鳥肉(チキン、ターキー)です。

離乳食でまだ鳥肉を一度もあげたことがないなら、どんな反応が出るか誰にもわかりません。

 

ましてや誤飲事故は、ママが目を離したすきに起こることがほとんど。

どのくらいの量の餌を食べたのかは、見てなくてわからないことも多いと思います。

 

元々がアレルギー体質の赤ちゃん以外にも、未知の食材に体が反応してアレルギー反応が出る可能性は十分にあります。

  1. 下痢や腹痛、嘔吐
  2. 発疹やむくみ、かゆがる
  3. くしゃみや鼻水、呼吸困難などの呼吸器異常
  4. 意識がない、全身がぐったりしている

 

など、上記のような様々な症状が出ることがありますので、しばらくは注意深く様子を観察しましょう。

その間に、救急で行ける病院などは念のため調べておいてくださいね。

 

犬の毛や糞尿による心配

免疫力の少ない赤ちゃんにとって犬の毛や唾液は、アレルギーや皮膚疾患の元となってしまう可能性があります。

 

犬がご飯を食べる場所(餌を置く場所)は、必然的に犬の毛や唾液が散らばりやすい箇所ですよね。

 

また、ワンちゃんはご飯の前にお座りした状態で待っていることも多いと思います。

その場合は、肛門が床についていますからその周りは赤ちゃんにとっては不衛生な状態です。

 

そうした場所をずりばいやはいはいで動き回った挙句の誤飲となると、赤ちゃんにとって良い環境とは言い難いです。

 

普段から清潔にしておく事はもちろんですが、お洋服や髪の毛などに付着していないか確認し、着替えさせてあげる、拭いてあげるなど赤ちゃん自身も清潔にしてあげましょう。

 

赤ちゃんの口回りにカスや犬の唾液による心配

半生タイプ犬のエサのカスが赤ちゃんの口の周りに残っていたり、ソフトタイプのドッグフードがべっとりと赤ちゃんの指についている・・・

といった場合、可能であれば一度お風呂に入れてあげましょう。

 

匂いが残っていると、ワンちゃんが赤ちゃんに興奮したり、ぺろぺろと口回りや指を舐めることも考えられます。

 

また、その指を赤ちゃんがしゃぶったり、唾液が口の中に入ってしまう事は十分にあり得ることです。

 

ワンちゃんを飼っているママならご存知の通り、犬には特定の病気に対してワクチン接種が義務付けられています。

そのため普段は、犬の病気について大きな心配はないかもしれません。

 

しかし、犬が感染する病気には、人間にうつるものもたくさんあります。特に免疫力の低い赤ちゃんは注意が必要です。

 

犬からうつる感染症

犬から人にうつる感染症を人畜共通感染症と言います。

犬の口の中に常在している細菌から感染することが多く、ワンちゃんのエサを赤ちゃんが誤って食べてしまうことの他にも、犬とのスキンシップの中でこの細菌に感染する可能性があります。

 

犬から感染する代表的な人畜共通感染症
主な症状
パスツレラ症 咬まれた時はその部分の腫れ、痛み。熱が出ることもある。
カプノサイトファーガ感染症 発熱や倦怠感、頭痛、腹痛、吐き気など
カンピロバクター菌 下痢や腹痛、発熱、悪心、吐き気、頭痛、寒気、倦怠感
サルモネラ菌 嘔吐、下痢
回虫 発熱、せき、腹痛、嘔吐
ノミ・ダニ かゆみや発疹などの皮膚症状

 

成人した大人なら、感染しても重症化しないこともあります。

ですが、犬の口の中している細菌であるカプノサイトファーガ属菌が人間に感染し、日本でも免疫力の低い重篤患者や高齢者が死に至ったケースもあります。

 

犬や猫に噛まれることや引っかかれることにより感染するため、過度な触れ合いは避け、手洗いなどを徹底するよう厚生労働省が注意喚起しています。

厚生労働省|カプノサイトファーガ感染症に関するQ&A

 

赤ちゃんと犬が安心して暮らせる空間作り

人間にとって飼い犬は家族ですから、なかなか過度な対策は取りにくいかもしれません。

ですが、エサの誤飲だけじゃなく感染症の心配などがありますので、お子さんが小さいうちは犬との暮らしについて安全性を重視してください。

 

特に以下の3つを対策してみてください。

  1. 赤ちゃんと犬の生活スペースを分ける
  2. 犬のおもちゃやトイレなどは手の届かない場所に
  3. エサや飲み水は赤ちゃんが入れない場所で

 

赤ちゃんと犬の生活スペースを分ける

住宅事情にもよりますが、赤ちゃんと犬の生活空間をある程度分けるのが望ましいです。

例えば、赤ちゃんはベビーベッドに寝かせて犬の手の届かない場所を作る、赤ちゃんが寝る部屋には入れないようにするなどです。

 

また、ハイハイやずりバイをするようになったら、赤ちゃんが遊ぶ空間をサークルで囲い、その中には犬が入れないようにするのも良いと思います。

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サークルを使うメリットは、その中に赤ちゃんがいる間はママも犬との距離などずっと見ている必要がなくなることです。

洗濯ものを干すとき、ご飯を作る時など、赤ちゃんからどうしても目を離す必要がある時に重宝します。

 

ただ、ベビーサークルはいずれ使わなくなる可能性の方が高いですし、しまうとなるとやはり場所を取ると言うデメリットもあります。

要らなくなって捨てる時も粗大ごみ扱いになりお金がかかりますからね。

 

そういう心配があるママは、必要な期間だけレンタルするのがおすすめです。

 

犬のおもちゃやトイレは手の届かない場所に

犬のおもちゃはカラフルでとても可愛いものが多いですよね。

赤ちゃんがそのおもちゃに興味を持つのは時間の問題で、ハイハイなどで自分で移動できるようになれば、いつ手にしてもおかしくないです。

 

しかも赤ちゃんは、とりあえず口におもちゃを入れて確かめる行動をとります。

犬の唾液がついたおもちゃは赤ちゃんにとっては不衛生で危険です。

 

また、犬のトイレも赤ちゃんが入れない場所に設置しましょう。

ネットを見るとエサの誤飲の他に「犬のフンを赤ちゃんが食べちゃった」と言うママたちの焦りの声が結構あります。

 

エサの誤飲の問題と同じく、フンの中には様々な菌が存在しています。犬にとっては常在菌で問題なくても、赤ちゃんにとっては危険です。

おもちゃやトイレなどの犬グッズは、赤ちゃんの手の届かない場所に置きましょう。

 

飲み水は赤ちゃんが入れない場所で

エサの他に飲み水にも注意してください。犬が水を飲むとき、唾液が水の中に入ります。

犬の水ってぬるぬるが残りますよね。それを赤ちゃんが誤って口にすれば、エサの誤飲と同じ状態になります。

 

また、暑い季節などは犬の飲み水の中の菌が繁殖しやすいので、特に注意が必要です。

ワンちゃんのためにも清潔を保ってあげてください。

まとめ

インターネット上では、

    1. 赤ちゃんが犬の餌を食べたけど全然平気だった
    2. 犬と赤ちゃんのお菓子の取り合いは日常茶飯事

と言った内容もよく見かけます。仲良しなのはとてもいいことですが、だからといって、あなたの赤ちゃんとワンちゃんにとって安全かは別問題です。

 

重大な事故が起こってからでは遅いです。

誤飲はもちろんのこと、抵抗力が弱い赤ちゃんとワンちゃんとの生活には、十分に注意を払うことが必要です。

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