母乳は赤ちゃんにとって栄養面や精神的なやすらぎの面からもメリットだらけ。
でも、ママにとっては、幸せと共に苦労もあります。
だから、様々な理由で挫折しそうになることもありますよね。
そんなママへここでは、
・母乳育児に挫折しそうになる3大理由
・母乳育児に挫折しそうな時に取る3つの方法
をまとめました。
今後の母乳育児に役立ててもらえたら、嬉しいです。
母乳育児に挫折しそうになる3大理由
ママが母乳育児にくじけそうになるのは、
以下の3つの理由が絡むことが多いです。
あなたにも当てはまりますか?
1.母乳が出ない
2.ママの体のトラブル
3.赤ちゃんが上手に母乳を飲めない
1.母乳が出ない
一番の挫折理由は、出ない母乳量に悩むケースです。
水分や栄養不足が原因の場合もあれば、母乳の栄養分が変わる時期には、母乳量が安定せず少ない時もあります。
母乳量を増やすためには、頻回授乳を推奨する授乳指導がほとんどです。
しかし、ママの食事の栄養や水分を母乳にとられるため、体調不良になりやすい上に、頻回授乳を行う事により、1~3時間おきに行う深夜授乳で、ママは寝不足。
さらに慣れない育児やホルモンバランスの崩れも重なると、ママも心身ともに限界になってしまいます。
母乳育児に挫折しそうになるのも、当然といえます。
2.ママの体のトラブル
母乳が出る量が多くても、母乳が詰まることによる乳腺炎や赤ちゃんの吸い方により、乳首が傷ついて痛い、といった場合、母乳育児が辛くなることがあります。
特に新生児期は母乳を飲む頻度も多いため、その都度傷が痛んだり、ひどい時には、熱を出す場合も。
薬の種類によっては、母乳による授乳を中止せざるえないこともあります。
3.赤ちゃんが上手に母乳を飲めない
新生児時期の赤ちゃんは、上手に母乳を飲めないことがあります。
これはママの乳首の形や柔らかさに対し、赤ちゃんの吸う力が弱いためです。
赤ちゃんの首が座っていない事から、支えづらい事も理由のひとつ。
母乳量に関わらず、うまく飲ませられない事にママはジレンマを感じてしまうかもしれません。
乳首を保護するパッドを使用したり、授乳する時の体勢を変えるだけでも改善につながるため、様々な工夫を試してみましょう。
母乳育児に挫折しそうな時に試したい4つの方法
母乳育児に挫折しそうになった、でもできれば続けたい・・・
そんなときは以下の4つを試してみてください。
1.専門機関を探しておく
2.母乳育児が軌道に乗る事をイメージする
3.何もしてもダメだという時には、ミルクの力を借りる
4.母乳のサポートになる栄養を摂る
1.専門機関を探しておく
母乳育児は、簡単に周囲に相談できる事ではありません。
インターネットの情報を探すママも多いです。
しかし、中には真偽が疑わしい情報があるのも事実。
信頼できる専門家や相談サロンを探して、正しい知識や自分に合った授乳方法や母乳管理の相談をする方が、はるかに健全です。
実際には、産院の中でも、授乳指導に力を入れている医院とそうでない医院では、知識や指導に差があります。
出産した産院がそうでなかった場合は、ママ自身に正しい母乳管理の知識が乏しい事もあります。
近くで母乳外来や専門サロンがないか調べておくとよいでしょう。
そうした機関が近くにない場合は、本屋さんで売っている本を参考にするという手もあります。
実績かつ著名がある方の本や、ママ自身がこの方法ならできそうと思えるような本を一冊持っていると
精神的なよりどころとしても役に立ちます。
2.母乳育児が軌道に乗る事をイメージする
『母乳育児が軌道に乗る』という言葉を聞いたことはありませんか。
軌道に乗ったと感じるのは、ママが与えたい授乳の時に母乳が作られる(胸が張っている)=赤ちゃんが飲みたい(空腹)の時と母乳の需要と供給のタイミングと量が一致し始める時だとよく言われます。
しかし、この軌道に乗るのは、出産後2~4ヶ月経ってからが、ほとんど。
ママ自身のホルモンバランスや母乳のための食生活が整ってきたリ、赤ちゃんもおっぱいを吸う力がついてきた頃といえます。
つまり、出産後すぐから2ヶ月くらいまでは、母乳の量は安定的でなく、少なくても当たり前のことなのです。
頻回授乳とママ自身の食生活を続けていく事で、軌道に乗るタイミングが出てきます。
その時をイメージし、根気強く続けていくことが大事です。
3.何もしてもダメだという時には、ミルクの力を借りる
ミルクを足すことのデメリットは、
・哺乳瓶の乳首に慣れることで、母乳を吸わなくなる
・ミルクの腹持ちが良いため、授乳回数が減る
・母乳を出す機会が減るため、余計に母乳が出なくなる
といった事が挙げられます。
しかし、出ない母乳で一番困るのは、赤ちゃんです。
特に出産後すぐから2ヶ月頃は、母乳の出る量が不安定なママも多い反面、赤ちゃんにとっては急激に体重が増える成長する時期。
どんなに頑張ってもダメという時には、期間を限定しミルクを足すというのもひとつの方法です。
例えば、夜寝る前の授乳で足りていないと感じた時や、母乳が足りずに延々と泣いてしまう時など、
毎回足さずに限定して足す事で、挫折しそうな母乳育児でも継続することができます。
母乳量が安定してくれば、ミルクはもちろん必要ありません。
4.母乳のサポートになる栄養を摂る
母乳はママの血液から作られますので、食べ物から摂る栄養素はとても大切です。
鉄分が不足してはダメですし、水分もしっかり摂る必要があります。
ただ、生後間もない赤ちゃんを抱えていると、正直栄養バランスの良い食事を作るのは結構大変。
添加物の入っていない惣菜を買いに行くのだって、毎日は大変です(だってトイレも行けない時がありますもんね(T▽T))
これなら朝作ってポットに入れてこまめに水分補給できました。
また食べ物ではバランス良く取りにくい栄養素もしっかり入っていたので、よかったです。
私は母乳の量が少なくて挫折しそうだったので、量の問題も解決しました。
たっぷり出ている人には必要ないと思いますが、量の問題で悩んでいるなら試す価値はあると思いますよ。
まとめ
生後まもなくから2ヶ月の間は、母乳育児に挫折しそうな時がいくつもあります。
色々試して挫折しそうな時に頼れる専門家を見つけておきましょう。
それでもダメな時には、部分的にミルクを足すといった、何より赤ちゃんの健康を優先する事が一番大切です。
何より、ママが笑顔でいてくれるのが赤ちゃんには嬉しいですから、気持ちが楽になる方法が一番です。
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