授乳時に赤ちゃんにおっぱいを吸われると気持ち悪い原因と正しい対策

育児中のママの悩み
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可愛い赤ちゃんへの授乳で、こんな気持ちになったことはありませんか?

・赤ちゃんにおっぱいをあげると、なんだか気持ち悪い

・どうして授乳すると罪悪感を感じるの?

・授乳をできればやめたいけれど、赤ちゃんに免疫をつけてあげたい

・この不快感はずっとつづくの?

赤ちゃんが産まれると、ただ、ただ幸せに包まれた、

楽しい育児生活が始まる気がします。

でも、実際はおっぱいをあげることに、不安を覚えるママもいるのです。

上記のような気持ちになったママは、ぜひこの先を読んでみてください。

自分の気持ちの正体がわかり、すっきりしますよ。

ママが授乳でおっぱいを吸われるのが気持ち悪い原因

出産は、ママの体に大きな変化をもたらします。

でもこうした目に見える変化もありますが、

実は大きな変化は目に見えない内面にも表れています。

それがホルモンバランスの乱れです。

言葉にすれば簡単なものですが、実際にはどんなものなのでしょうか

 ホルモンバランスの乱れ

授乳期間中、旦那様を異性として感じられなくなったり、性的欲求が無くなったり、

イライラして周囲に攻撃的になったりすることがあります。

それはホルモンの変化によるものです。

母乳を出す役割をするホルモンは、プロラクチンというもので、これは排卵を止める役割も担っています。

そして、まさに、このプロラクチンの上昇があなたに授乳時の不快感を与えている原因と考えられます。

このプロラクチン値の上昇による不快感を「不快性射乳反射」といいます。

不快性射乳反射とは

不快性射乳反射は、プロラクチンが上昇することで脳内のドーパミン値が下がることで生じる現象です。

ドーパミンは脳内の神経伝達物質という化学物質で、快の感情に関わっています。

(いわゆるテンションがあがっている状態ですね)

プロラクチンが上昇すると、ドーパミン値が下がるので、不快な感情を抱いてしまうというのです。

ですから、授乳時に不快感を感じてしまうのは、ママのせいでも赤ちゃんのせいでもないのです。

授乳を止めたいほど不快感が強い場合は、薬を処方してもらえることもありますので、主治医に相談をしましょう。

もし薬を飲んでまで授乳することに抵抗がある場合、ミルクや混合に変更することも方法のひとつです。

しかし、母乳をやめることで、赤ちゃんに免疫力がつくのか心配ですよね。

母乳で得られる赤ちゃんの免疫について書いていきます。

赤ちゃんにとって一番大切なのは免疫、栄養たっぷりの初乳

実は赤ちゃんにとって重要なのは初乳ということはご存知ですか?

初乳とは産後すぐに出てくる乳汁のことです。

個人差がありますが、初乳は産後5日間から10日間続きます。

初乳は栄養価が高く、免疫力を高める働きを持っています。

免疫機能が発達していない赤ちゃんが、病気から身を守れるように分泌されているのです。

見た目には少し黄色がかっています。

そしてだんだんと白い母乳に変化していきます。

あなたが、産後10日程度初乳を赤ちゃんにあげることができたなら、

今から混合やミルクに変更することは、それほど大きな問題ではないのではないでしょうか。

それでもやはり授乳を頑張りたいというのであれば、夜のみミルクに変更することをお勧めします。

なぜなら、プロラクチンの分泌には日内変動があり、夜間の方が高くなります。

夜間の方が授乳時の不快感が強くなる可能性があるからです。

完全にミルクにすると気の注意点

もし、完全にミルクに変更したい場合、突然母乳を中止することで乳腺炎にかかることがあります。

痛みを感じた時にすぐに受診できるよう、事前に母乳外来を調べておくといいでしょう。

ここ数年、完全母乳を強く推奨している産院や産婦人科が多くあります。

 

母体の状態や、家庭環境などによって、必ずしも完全母乳が一番とは言えないことを

理解してくれるところを探すといいといいです。

 

だって、どんな育児が正解なのか、それは育児書や助産師さんが決めることではないですもんね。

ママと赤ちゃんが、一緒に過ごして悩んで試して見つけるものです。

ママが笑顔で過ごせることが、結果的に赤ちゃんの幸せにもつながります。

罪悪感もあると思いますが、ホルモンバランスで起こる変化は、

ママの気持ちだけではどうにもなりません。

母乳だけが育児に大切なことではありませんので、

臨機応変に、ママも気持ちに合わせて変えていって大丈夫ですよ。

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