授乳中で鼻炎を抱えているママは、こんな悩みはありませんか?
- 点鼻薬は、授乳中でも使っていいの?
- 鼻からでも赤ちゃんに影響するの?
もしあなたがこのようなことが心配なら、この先を読み進めてもらえたらと思います。
今回は点鼻薬のアルロイヤーについてのお話です。
鼻づまりがつらいと、手っ取り早く解消するために、つい点鼻薬に頼ってしまいますよね。
・授乳中に点鼻薬を使う危険性について
・赤ちゃんにどんな影響があるか
など書いていきたいと思います。
よろしければ参考にしてください。
アルロイヤーはどんなお薬?
アルロイヤー点鼻薬は、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎の治療に使用されます。
鼻の中に直接噴霧することで、粘膜の炎症を抑えてくれます。
主にくしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状をやわらげてくれます。
また全身への影響が少ない副腎皮質ホルモン剤が含まれ、1日2回の噴霧で効果は続きます。
副作用としては、鼻の中の異物感・刺激感・不快感・嗅覚異常、他にも紅斑、かゆみ、じんましんなどの皮膚症状も挙げられます。
まれに視力や眼球に支障をきたすことや、吐き気をもよおすこともあります。
このような事を考えると、授乳中にアルロイヤー点鼻薬はちょっと心配になりますね。
アルロイヤーは授乳中に使えるの?
点鼻薬は局所に作用するお薬です。
内服薬に比べると、体内に吸収される量はごくわずかです。
一般的にこのタイプのお薬の成分が母乳に移行したとしても、問題にならないことが多いとされています。
ただ移行する量がごくわずかだとしても、0%ではありません。
万が一お薬の成分が赤ちゃんに移行してしまうと、かゆみや湿疹などの症状が現れる可能性があります。
もし使用してしまった場合、授乳は念のため中断してください。
そして赤ちゃんにかわった様子がないか、よく観察してあげましょう。
特に月齢が低い赤ちゃんは、肝臓や腎臓の発育が未熟ですから、薬の成分が入ってきても十分に排泄できません。
体内に成分をため込むと、よりお薬の影響が出やすくなります。
12時間でお薬の成分は完全に排出されますので、それくらいを授乳の再開の目安はにしてください。
また授乳を再開する前に、搾乳をすれば、より安全に赤ちゃんに母乳を与えられます。
以上のことから、やはり授乳中の使用は避けたほうがいいのかなと思います。
どうしてもお薬が必要な場合は、必ず専門医に相談して処方してもらってください。
自己判断で市販のものを購入することや、安易に使用することはやめましょう。
授乳中のママは鼻炎対策もやってみて
鼻炎の症状が強く出る前に、日ごろからできるだけ対策をとっておくことも大切です。
お薬に頼らなければいけないこともありますが、授乳中はより安心して母乳を与えたいですよね。
以下に鼻炎対策を書いていきますので、試してみてくださいね。
睡眠をしっかりとって悪化を防ぐ
睡眠不足になると免疫力の低下、成長ホルモンが減少する傾向があります。
これらが原因で鼻炎が悪化してしまうので、できるだけ睡眠時間は確保してください。
夜間に授乳などで十分眠れない場合は、早目に就寝するなど工夫してみるのもいいでしょう。
家事なども周囲の助けをかり、赤ちゃんの睡眠に合わせてママが一緒に寝ることも大切です。
日光を浴びると症状が和らぐ
日光を浴びるとセロトニンという物質が体内で増えます。
この物質は精神を安定させる効果があり、成長ホルモンの分泌を促してくれます。
このことが鼻炎の症状をやわらげてくれるので、少しの時間でも日光を浴びるようにしましょう。
鼻炎対策は食事が大切
育児と家事に追われ、ママの食事がおろそかになりがちです。
偏った食事では、授乳中の栄養がきちんと補えません。
栄養バランスのくずれで免疫力低下を招き、鼻炎を悪化させます。
特に次の食材は鼻炎に効果的ですので、日ごろの食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?
<生姜>ヒスタミンはアレルギー反応の原因となる物質です。
生姜に含まれているジンゲロール・ショウガオールという成分がヒスタミンの生成を抑えてくれます。
<梅干し>
梅肉のエキスの中に、抗ヒスタミン成分が含まれています。
これは生姜と同じく、ヒスタミンの生成を抑える作用があります。
<ヨーグルト>
ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、鼻炎をやわらげる効果があります。
また腸内環境を整えてくれるので、日ごろの健康維持にも活躍してくれます。
<甜茶>
体内からヒスタミンが出るのを抑えてくれる働きがあり、鼻粘膜の炎症もやわらげてくれます。
特に甜茶は、専門の機関でもアレルギーに対しての研究がされています。
私は、お友達に勧めてもらったこちらのブレンド茶で、飲むだけで鼻がスッキリ快適になりました。
花粉症など辛い症状の人のために作られていますし、授乳中でも安心して飲めるのでおすすめです。
気分が良くなって、子育ても楽になったので私も随分と助かりました。
水分補給のお茶をこのお茶に変えるだけなので、取り入れやすかったですよ。
まとめ
今回はアルロイヤー点鼻薬についてのお話でしたが、いかがでしたか?
少しでもお役に立てたならうれしいです。
もともと鼻炎をもちのママ、産後に体質の変化で鼻炎になったママも多いですよね。
鼻の症状がひどくては、大変な育児もより辛くなります。
そんな時は点鼻薬に頼るのも一つの方法ですが、その時は、必ず医師の判断に従って使用してください。
授乳中はお薬の成分が母乳に混じることもありますので、慎重になる必要があります。
また長期の使用は避けましょう。
逆に鼻の粘膜を傷つけてしまう恐れがあり、鼻炎が悪化します。
そして、症状が強く出る前に、食事や睡眠などの生活リズムを整えることも、症状の改善につながります。
できることを少しずつ取り入れながら、母乳育児を続けてくださいね。
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