もしもパパもママもアトピーだった場合、お子さんにアトピーが遺伝してしまうのか、心配ですよね。
アトピーの辛さを知っているだけに、「この子にはそういう思いをさせたくない」そんなママも多いでしょう。
ここでは、
- 両親がアトピーの場合、赤ちゃんに遺伝する確率
- 赤ちゃんのアトピー予防法
- 赤ちゃんのアトピーはいつぐらいに診断できるのか
などを書いていきます。
自分たちになにかしてあげることはないか?
探しているパパやママは、ぜひ読んでみてくださいね。
アトピーが遺伝する確率はどれくらい?
両親の片方にアトピー疾患があると、子供がアトピーになる確率は2倍になります。
両親ともにアトピー疾患があると、子供がアトピー疾患になる確率はおよそ4倍になるとの報告があります。
これを聞くと、少しショックを受けてしまうと思います。
「自分のせいで子供がアトピーになるかもしれない・・・」と思って辛いかもしれません。
でも、子供にアトピーなどのアレルギー疾患が発症してしまうリスクは、実は親のアトピーだけではないんです。
現在約4人に1人の人が花粉症と言われていますが、この花粉症も親が罹患していると子供のアトピー発症のリスクが高まると言われています。
現代は、ほとんどの人が何かしらのアレルギー疾患を持っている時代になっているのかもしれません。
我が子のアトピーを予防しよう
我が子がアトピー発症のリスクがあるとわかれば、予防する方法を考えていましょう。
アトピーの予防は早ければ早いほどいいと言われています。
アレルギーの予防には以下の3つが大切です。
- 生活習慣を整える
- アレルギー検査を受ける
- アレルギーを悪化させない
アレルギーを予防できる生活習慣~食生活
まずは食生活から見ていきましょう。
母乳とミルク、どちらがいいのかはまだハッキリ結論は出ていない
いろいろな情報に惑わされないで、予防の為だけに、発症する前から母乳をや めてミルクにする必要はないと思います。
特定の食品をママが摂った時に、皮膚が赤くなるなどの症状が出るときは、一時的にその食品を控えましょう。
いずれしっかり検査をすれば、アレルゲンを特定できます。
離乳食が始まったら子供の様子をしっかり観察する
アレルギーを起こしやすい卵、牛乳、小麦などを離乳食に取り入れる時期は、遅めに開始するのが効果的です。
初めての食材は1日1品までにして、アレルギー反応が出たらすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など小児科をすぐに受診できる体制を整えましょう。
お子さんが食べ物に好き嫌いを示したら体のサインかも
体の防御反応が働き、嫌がっている可能性がありますので、嫌がって吐き出したりした食材はどんなものか、注意深く確認しましょう。
忘れないように育児日誌などに書いておいてくださいね。
日本人の体に合っている和食はアレルギーを起こしにくい
昔から日本人が食べてきた食材や、旬のもの、地のものは赤ちゃんの体にも良いです。
添加物や甘いものの摂りすぎは体の負担になり免疫力が低下する
皮膚に出る症状は、すべて体の中から来ると言われています。
食べ物の影響で皮膚にも症状が出やすくなりますので、注意が必要です。
アレルギーを予防できる生活習慣~睡眠や運動
次は赤ちゃんの睡眠や運動についてみていきます。
十分な睡眠で免疫力をアップする
睡眠は赤ちゃんの健やかな成長に欠かせないものです。
寝ている間に、細胞の修復が十分できるようたっぷり寝かせてあげてください。
夜は早めに寝て、朝は早めに起きるというリズムが整うと、体内時計が安定し免疫もアップします。
もしも夜も寝れないくらい、体を痒がっている時は、先生に相談してかゆみを抑える薬を出してもらいましょう。
体を動かすことで深い眠りにつくことができます
まだ小さい赤ちゃんでも、外へ散歩へ行くだけで大きな刺激と運動になります。
またオムツ換えやお風呂上がりなど、足を持って声をかけながら積極的に遊んだりすると、スキンシップと運動が両方できますね。
アレルギーを予防できる生活習慣~環境
アトピーが心配なお子さんには、環境の中で以下の点も注意しましょう。
- 寝具はこまめに洗う
- ハウスダストを取り除く床掃除は毎日行う
- ぬいぐるみなやクッションなどダニやほこりを出しやすいものは除く
- 直接肌に触れるものは100%オーガニックコットンなどを使う
- 体を洗う石鹸や、洗剤は刺激の少ないものを選ぶ
どんなにママが努力しても、アレルギーやアトピーの発症を防ぐことができないかもしれません。
だとしても、どうか自分を責めないで欲しいです。
ママの神経質な雰囲気などは赤ちゃんに伝わり、赤ちゃんのストレスになりかねません。
ストレスもアトピー症状を悪化させる要因です。
ママは笑顔でおおらかに赤ちゃんと接することができるといいと思います。
アトピーの発症を防ぐ保湿ケアとは
実は、新生児の頃から赤ちゃんの肌に保湿ケアをしていると、アトピーの発症を抑えられるというデータがあります。
ただ、それには赤ちゃんの肌に負担のないもので、保湿する必要があるんですね。
市販のベビーローションの用に、「この成分て赤ちゃんに使っていいの?」と言った、刺激の強いものが入っているものは、お勧めできません。
私は、生まれた娘がとても肌が弱い子だったので、保湿するものにはとても気を使いました。
以下で紹介しているものは、とても良かったですよ。
特に1位のファムズベビーは、アレルギーの発症予防に着目した保湿剤です。
アトピーの予防にはぴったりだと思います。
うちの子はすでに発症している状態で使いましたが、かゆみもカサカサもとても綺麗になりました。
「もしかしたらこの子もアトピーになるかも・・・」そんな心配があるなら、参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんのアトピーの診断はいつできるの
アレルギーと思われる症状がでたら、アレルギー検査を受けてみてもいいかもしれません。
血液検査なので赤ちゃんの負担になりますので、タイミングは主治医としっかり相談しましょう。
また、アトピーに関しては、血液検査だけで診断されるものではないんです。
小児のアトピー性皮膚炎は『3ヶ月以上続く慢性的なかゆみ』のことをいいます。
それまでは、保湿や弱いステロイドで治療を行います。
すでにある炎症は、ステロイドで抑え、保湿剤で新たな炎症を防ぎ、かゆみの無い潤った肌をキープすることが大切です。
アトピー性皮膚炎と診断された後も治療法は変わりません。
肌のケアを毎日続け、やがて皮膚が強くなってアトピー症状が消失していきます。
肌のケアを怠ると、大人になるまでアトピー症状が続くこともありますので気長に肌のケアを続けていきましょう。
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