【母乳とミルク】どっちがいいかを考える時に必ず必要な3つの観点

赤ちゃんの食についての悩み
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ママが、一番気になる悩みのひとつは赤ちゃんの「食」に関する事。

中でも母乳育児とミルク育児について、どっちがいいのか、悩むところですよね。

ここでは、母乳育児とミルク育児について、どっちがいいのか、産前のプレママや産後直後の新米ママが、気になるポイントをまとめました。

・母乳で育てることを勧められる5つの理由

・ミルク育児がいいと思える5つのメリット

・母乳かミルク、どっちがいいかを考える時の3つの観点

母乳かミルクか、どっちがいいかを考える時にぜひ参考にしてみてください。

もう悩む必要はなくなりますよ。

母乳育児が勧められる5つの理由

産院や助産師の方、そして年配の方からは、よく母乳育児を勧められますよね。

その理由は下記のように5つあります。

1.ママの子宮収縮を促し、産後の回復が早くなる

2.赤ちゃんは、母乳を通じてママの体から抗体や免疫力がもらえる

3.ミルク代や持ち運ぶ手間がかからない

4.赤ちゃんのあごの発達を促す

5.乳幼児突然死症候群、(SIDS)を予防できる

特に、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率が、ミルク育児よりも母乳育児の方が

低いという報告があるため、厚生労働省でも母乳育児を提唱しています。

このほかにも赤ちゃんのアレルギー予防や、ママにとっての産後の体型戻しにも役に立つといわれています。

ミルク育児がいいと思えるメリット5つ

母乳育児は厚生労働省も提唱していて、確かにメリットだらけです。

ですが、ミルク育児はダメな事なのでしょうか。

ミルク育児のメリットもまとめてみました。

1.赤ちゃんのミルク量や満足量を把握しやすい

2.腹持ちがよいので、睡眠時間がまとまりやすい

3.ママ以外でも与えることができるので、パパも育児しやすい

4.ママの体の負担や、おっぱいトラブルがなくなる

5.外出時でも授乳場所を探したり人目を気にしなくてよい

 最大のメリットは、ママ以外でも赤ちゃんのお世話をしやすくなる事です。

ミルク育児なら、パパも赤ちゃんと積極的に触れ合うことが可能です。

これにより、父親の自覚がぐっと目覚めやすくなります。

また、哺乳瓶を使用することで、毎回のミルクの量や飲む量の増減も把握しやすいです。

その他にも、ママの食生活の制限の必要がなくなったり、

赤ちゃんが夜にまとまって寝てくれるようになるため、睡眠不足も解消できます。

母乳かミルク、どっちがいいかを考える時の3つの観点

どっちがいいか迷うママへ、3つの観点で考えてみました。

参考にしてみてください。

1.母乳が十分に出ているか

2.ママの負担がかかりすぎてないか

3.保育園や他人に預ける予定があるか

1.母乳が十分に出ているか

母乳が十分に出ていて、赤ちゃんも足りているようであれば、完全母乳での育児がいいでしょう。

母乳育児を行えるのは、人生の中でほんのわずかな時間だけ。

その間だけでも完全母乳を行うことは、赤ちゃんにとってもママにとっても、かけがえのない時間となります。

ですが、著しく夜泣きがひどい、赤ちゃんのぐずりがひどいとママがノイローゼになるパターンでは、

母乳育児をしていても、実は母乳が足りていなかった事が原因、というケースも実際に起こっています。

もし、夜泣きやぐずりで悩まされているママは、試しに母乳の後に、ミルクを足してみてもよいかもしれません。

2.ママの負担がかかりすぎてないか

母乳育児は、授乳頻度も高く、ママの体にも大きな負担がかかります。

特に2人目、3人目の育児となると、授乳時間を確保する事や、睡眠時間を確保する事も一苦労。

ミルクをつくる手間と授乳頻度の高さを比べてみて、どちらが自分にとって負担がないかを考えるのも1つです。

ただし、ミルク育児は、金額もかさみます。

経済的な負担も考慮してみてください。

3.保育園や他人に預ける予定があるか

1歳児未満で保育園に預ける事をお考えの場合は、早めにミルクに慣れさせるというのも一つの手段です。

保育園では、離乳食またはミルク育児となります。

家庭でミルクや哺乳瓶に慣れていないと、赤ちゃんにとっても大きなストレスとなります。

ですから、ママ以外の人が預かる予定があるなら、事前にミルクに慣らしておくことをおすすめします。

まとめ

母乳育児とミルク育児、どっちがいいかは、考える観点からも異なります。

母乳育児を中心に考えたいところですが、ママの負担がかかりすぎる場合や育児方針や生活スタイルから、ミルクを徐々に取り入れたほうが良い場合もあります。

完全母乳や完全ミルクといった固定概念にとらわれず、ママと赤ちゃんの状況に応じて、母乳とミルクの育児をうまく取り入れられるといいですね。

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