母乳が出ないママにとっては、授乳は悩みの種でもありますよね。
母乳育児が良いとは聞くけれど、いったいどのくらいのママと赤ちゃんが母乳育児なのでしょうか。
・母乳育児は、どのくらいの割合でママが行っているの?
・母乳が出ないのは私だけ?
・母乳とミルク混合での育児ってどんな風に行うの?
育児が始まってしまうと、忙しくてなかなか自分で調べることもままなりません。
また、周囲の友人やご家族に聞いてみても、それぞれの状況により、選択する授乳方法は違います。
そこで、このページでは、
・最新版!母乳育児・ミルク育児の割合
・ミルク育児のママの割合の昔と今
・ミルク育児が減り、母乳育児の割合が増えた理由
・混合育児のメリット
をご紹介します。
母乳育児のママも、混合育児やミルク育児を考えているママも、ぜひ参考にしてみてください。
最新版!母乳育児・ミルク育児の割合
2015年度乳幼児栄養調査結果(厚生労働省調べ)
【母乳育児の割合】
生後1ヶ月の赤ちゃんのママ・・・51.3%生後3ヶ月の赤ちゃんのママ・・・54.7%
【混合育児の割合】
生後1ヶ月の赤ちゃんのママ・・・45.2%
生後3ヶ月の赤ちゃんのママ・・・35.1%
【ミルク育児の割合】
生後1ヶ月の赤ちゃんのママ・・・3.6%生後3ヶ月の赤ちゃんのママ・・・10.2%
出典:厚生労働省ホームページ (http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000134208.html)
厚生労働省の2015年度の調査結果では、生後1ヶ月の時と3ケ月の時の母乳育児では、5割を超えているという調査結果が出ています。
これは調査を開始した1985年度から10年ごとに行ってきた過去4回の中でも一番多い割合です。
ミルク育児のママの割合の昔と今
【2005年度ミルク育児の割合】
生後1ヶ月の赤ちゃんのママ・・・5.1%生後3ヶ月の赤ちゃんのママ・・・21.0%
【2015年度ミルク育児の割合】
生後1ヶ月の赤ちゃんのママ・・・3.6%生後3ヶ月の赤ちゃんのママ・・・10.2%
出典:厚生労働省ホームページ (http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000134208.html)
2005年の調査では、生後3か月の頃のミルク育児の割合は20%を超えていました。
これが、次の10年で半分の数値にまで減っています。
ミルク育児が減り、母乳育児の割合が増えた理由
完全ミルク育児の割合が減った理由は、下記3つが考えられます。
1.厚生労働省を中心に母乳育児が推進され始めたこと
2.病院や出産施設などでの積極的な母子同室や母乳指導
3.母乳ケアを行う知識の広がりやアイテムの普及
特に、病院などでの専門的な指導は大きい理由の一つです。
母乳を出すための基礎知識やマッサージ、食事指導などを病院で受けることにより、母乳育児へのママの意識も高くなってきたのでしょう。
また、昔であれば、母乳が出なくて諦めていたママも、知識の広がりや専門サロンなどの利用により、改善できる方法が、より身近になった事もあげられます。
これは2015年度の調査で、生後1ケ月の頃より、3ケ月の頃の方が母乳育児の割合が高いことからも読み取れます。
ママが何らかの母乳ケアを行い、母乳育児へと移行したと考えられるでしょう。
母乳が十分に出ずに困っているママへの混合育児の3つのメリット
母乳育児を行いたいが、十分に出ない・・・というママは多いと思います。
そういう時は思い切って、ミルクとの混合育児を選択してみてもよいかもしれません。
2015年度の調査でも、生後1ケ月後の赤ちゃんを混合育児で育てているのは、約45%と端数に近い数字です。
混合育児は、下記のように、大きなメリットが複数あります。
混合育児の3つのメリット
1.赤ちゃんが、空腹によってぐずることが少なくなる
2.ママ以外の人が授乳しやすい
3.完全母乳育児の復活も可能
ママと赤ちゃんの状況によって混合育児の活用方法は様々。
ママが母乳を飲ませる以上、母乳育児のためのママの生活は変わらず、それに加えて哺乳瓶の管理や調乳の手間も発生します。
面倒と感じるママもいるかもしれません。
しかしながら、ベストな授乳方法を探るためにも、両方試すことは有効的な授乳方法です。
私も初めは混合でしたがなんとか母乳量を増やしたいと、こちらの方法を試して解決しました。
マッサージのように通う必要もなく、家で簡単に続けられたので、結果が出やすかったです。
「母乳も頑張ってみようかな」そんなママは参考にしてくださいね。
まとめ
ママの体は、当たり前のように、母乳が出るわけではありません。
体質によって母乳が出ないママはいます。
また、ママの体の具合によっては、母乳が出たとしても、ミルク育児を選択しなければならないことも。
完全母乳育児やミルク育児の割合をご紹介しましたが、あくまで参考程度と捉えましょう。
愛情をかけながら赤ちゃんに行う授乳は、ミルクでも母乳でも、かけがえのないものです。
ぜひママと赤ちゃんにあった授乳方法を取り入れてくださいね。
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