【赤ちゃんのアトピー】ステロイドを使わないママが読む1番良い治療法とNG行動

育児中のママの悩み
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アトピーと診断された赤ちゃんのママ、

処方されるステロイド剤に関して、不安に思う事はありませんか。

「できれば使わずに肌をきれいにしたあげたい」

そう思っているママも多いことでしょう。

ここでは、

・ステロイド剤に対する皮膚科の先生達の考え

・使わない治療を考えているママのNG行動

・アトピー治療の一番の近道は?

これらの3つの項目について説明します。

悩んでいるママに、少しでも参考になれば幸いです。

ステロイド剤に対する皮膚科の先生達の考え

実は皮膚科の先生の中でも、ステロイド剤に関する考え方は、二極化しています。

【ステロイド剤を使う事を推奨する先生の意見の一例】

・かゆみ・炎症を抑えることで、皮膚の正常化を早める

・副作用と言われている多くの情報は、誤情報である

・正しく適切な量を利用すれば、早めに完治できる

ステロイド剤は、日本皮膚科学会が出している

アトピー性皮膚炎診療ガイドラインの中でも、


「 アトピー性皮膚炎の炎症を充分に鎮静することができ、

その有効性と安全性が科学的に立証されている薬剤です。」

(引用元)日本皮膚科学会 アトピー性皮膚炎診療ガイドライン

https://www.dermatol.or.jp/modules/guideline/index.php?content_id=2


とされています。

他の薬剤では、炎症とかゆみを抑えるには効果が弱く、

掻かずに清潔な肌を保ち続けることが難しいアトピー。

掻くことでさらなる悪化を招かないためにも、

効果的なステロイド剤が処方されることが多いのです。

【ステロイド剤を使わないことを推奨する先生の意見の一例】

・アトピーの根本治療にはつながらない

・患者さんや家族(ママ)が不安になる事が多い

・長期使用にわたる安全性が確立されていない

 

一方、ステロイド剤を使わない先生からは、

ステロイド剤の適切な量=その基準・判断が難しい

ということが、指摘されています。

たとえば、どのくらいの量が適切なのか、ママ達には、パッとわかりづらいですよね。

また、ステロイドはあくまで炎症を抑えるもの。

アトピーの治療薬と言えない限り、

副作用のリスクがあるステロイドを、使用しない方針を取る先生もいます。

なお、ママの一番の不安要素であるステロイド剤の副作用について。

確かに、だらだらと何年も継続使用すると

・皮膚が薄くなる、血管が浮き出る

・内臓障害

となることがあるといわれています。

ですが、これについても、推奨する先生方からすると、

・外用剤(塗り薬)では起こりにくい

・ほとんどが誤った長期利用によるもの

としています。

一方、使用しない先生からは

・服用を中断すると、症状が悪化する

・ステロイドを使っても良くならない事例もある

といった指摘もあります。

ステロイドについては、各医師の患者や経験によっても、

意見が、まさに真っ二つに分かれるところなのです。

ステロイドを使わない治療を考えているママのNG行動

ステロイドを使わない治療に取り組む場合は、

信頼できる皮膚科を見つけることが重要です。

しかし、ステロイドを使用しないお医者さんは、実は少ないのが現実。

その分、ステロイドを使いたくない患者が集まるため、

診察経験は豊富な事が多いです。

一方で、インターネットで見かけるアトピー情報では、

ステロイドを使わない治療法が、多数あります。

裏を返せば、使わない治療が一般的でなく、情報が不足している事の表れです。

ですが、これを読んでいるママ達に理解していただきたいのは、

他のママの体験談が、あなたの赤ちゃんにあてはまるわけでない、ということ。

ステロイドを使わない場合でも、

・きちんと知識のある専門医の指示を仰ぐこと

・ネットの体験談をうのみにしないこと

をぜひ心に留めてください。

根拠のない情報に振り回されることが、ママにも赤ちゃんにも良くないことなのです。

アトピー治療の一番の近道は?

それは、信頼できる皮膚科にかかることです。

例えば、

1.赤ちゃんやアトピーの診察経験が豊富

2.治療のメリット・デメリットの提示が明確

3.処方される薬の使用方法・使用期間を丁寧に説明してくれる

このような医師なら、ステロイドを使用するしないに関わらず、

ママが信頼できる先生といろいろ相談しながら、

一緒に治療に取り組むことが出来ると思います。

万が一、先生が出した方針に不安がある場合でも、

すぐに病院を変えることは、あまりお勧めしません。

方針や薬がころころと変わり、一番負担になるのは、赤ちゃんの肌。

特にステロイドは、途中で勝手にやめると、アトピーが悪化する可能性が高い薬でもあります。

もし、かかっている皮膚科に不安がある場合は、

セカンドオピニオンを利用するか、別の皮膚科で、

状況や処方された薬、使用期間を正しく説明できることが重要です。

ステロイドを減らしていきたいのなら

ステロイドを使いたくない、少しずつ減らしていきたいママは、

とにかく、赤ちゃんの肌をしっかり保湿して、肌にバリアをつくり、

外部からの刺激を受けにくくしていきましょう。

アトピーの赤ちゃんは元々皮脂が少なく、かなり乾燥していることが多いです。

つまり外部からの刺激をモロに受けてしまって、症状が出やすい状態です。

そんなときは、

アトピーなど皮膚疾患を抱えた赤ちゃんをしっかり保湿できるこちらがおすすめ。

赤くガサガサだった赤ちゃんも、綺麗なツルツル肌を取り戻しています。

まとめ

私たちママは、医者でない限り適切な診断や処方はできません。

不確かな体験談や情報に振り回されず、お医者様の指示を、まずはしっかり守る事。

そのためにママができることは、信頼できるお医者様を見つける事、

また信頼関係を築くことではないでしょうか。

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