赤ちゃんのおへそは、へその緒でママと繋がっていたわけですが・・・
たまに生後2ヶ月ぐらいになっても、赤ちゃんのおへそがポコンと膨らんでいる子がいます。
・ビー玉が入っているみたいに膨らんでいる。
・押すと引っ込む。
・けどまた出てくる!
・泣いたり力んだりすると、薄紫色っぽくなる。
こういう症状を見ると、「何かの病気!?」って焦りますよね;
この記事では、赤ちゃんのおへそが膨らんでいる症状についてまとめていきます。
「どうしてそうなっているのか」
「どうしたらいいのか」
を書いていきますので、ぜひお役に立ててくださいね。
おへそがビー玉ぐらいに膨らんでる!これって異常?
おへそがポコンと出ているのは・・・
ずばり「臍ヘルニア(さいヘルニア)」でしょう。
「病気なの!?」ってショック受けちゃうかもしれませんが、まずは安心してください。
臍ヘルニアって単なる「でべそ」のことです!!
赤ちゃんに「でべそ」が多いのは、よく知られていること。
「ヘルニア」とは、体の組織が正しい位置からはみ出した状態をいいます。
つまり、体の中の内臓がおへその位置に出てしまって、
お腹を押し上げてるってことなんですね。
内臓なので、薄紫色や赤っぽく見えることもあります。
内臓と聞くとちょっと怖いですが、よくあることです。
赤ちゃんが泣いたりウンチしたときにポコンと出てしまうのは、力むことによってお腹に圧力がかかるから。
いくら押さえたり引っ込ませても、たびたび出てきてしまうのは、赤ちゃんが押し出しちゃってるからだったんですね。
大体は1cm~2cmほどですが、まれにピンポン玉ほどにまで膨れてしまう子もいるそうです。
臍ヘルニアはどうしたら治るの?
臍ヘルニアの治療法としては、
「医療用テープで出てこないように押さえつける」
というものがあります。
また、あまりに大きくなった場合は処置をすることもあります。
昔はコインを張り付けて押さえる、という方法が一般的だったようです。
不衛生なので今はやらなくなったとのこと。
ただ、臍ヘルニアは「90%が3年以内に治る」と言われています。
この症状は、赤ちゃん本人は痛くないのが特徴。
つまり放っておいても、赤ちゃんに害はないんですね。
赤ちゃんが成長し、動くようになると、腸が本来の場所にきちんと入るようになります。
それを押さえつける腹筋が成長してくるので、ポコンと出てくることもなくなるのです。
ただ、成長しても出たままの場合、処置が必要なケースもあります。
まずは1歳ごろになったときに経過が変わらなければ病院に行きましょう。
そこで「いずれ治るもの」なのか、
「処置が必要なもの」なのか、
「もう少し様子見」かを診てもらうのがいいでしょう。
また、赤ちゃんが痛がっている様子があったら、それは危険です。
単なる臍ヘルニアではなく、何か違う症状が併発している可能性もありますので、すぐにお医者さんにかかってください。
まとめ
以上、「生後2ヶ月赤ちゃんのおへそがとっても出ている」ときの情報まとめでした。
ぽこんと出てる分には可愛いですし、本人も痛くないならいいかな、と思うんですが。
でも「大きくなってもこのままだったらどうしよう・・・」って心配になっちゃうのが親心ですよね^^;
お医者さんにかかっても、恐らくは「しばらくは様子を見ましょう」と言われることと思います。
実は、他でもない私も、幼少期はお腹の上にブドウぐらいの大きさの「ポコン」がありました。
体や筋肉が未熟ゆえの「脱腸」だったのですが、小さいころは「ダチョウ」だと思っていましたw
これは小学校ぐらいですっかりキレイに治りましたよ。
成長途中の子どもの体って、大人には想像もできないふしぎな現象がありますよね。。
ということで、「痛がっていない」のであれば、しばらく様子見で大丈夫。安心してくださいね。
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