まだ首がすわってない赤ちゃん、こんなことはありませんか?
- 横抱きをすごく嫌がり縦抱きだと機嫌がいい
- 縦抱きを続けてもいいのか心配
- 首がガクッとなることがあり、背骨や脳への影響など気になる
ママとしては、機嫌よく過ごして寝てくれると嬉しいので、縦抱きしてもいいなら助かりますよね。
でも、まだ首はグラグラと安定しないし、特に初めての赤ちゃんだと横抱きの方がいいのでは?と気になります。
私も初めて新生児を迎えたとき、縦抱きにしないと機嫌が悪く、左右に激しく揺れてドキドキした覚えがあります。
ここでは、
・首すわり前の赤ちゃんの理想的な抱き方は?
・縦抱きのメリットとデメリット
・新生児の首がガクっとなった時の影響や対処法
・首すわり前でも大丈夫な、縦抱きだっこのポイント
など、書いていきますので、よろしかったら参考にしてください。
赤ちゃんの縦抱きはいつから始めていいの?
赤ちゃんが縦抱きの方がおとなしかったり、ママが楽な時は、いつから始めていいのか気になりますよね。
最近では、新生児の頃から縦抱きに使える抱っこひもも売られています。
そこだけ見ると「新生児の頃から縦抱きしても大丈夫なのかな」と思っているママもいるかもしれません。
けれど、首すわり前の赤ちゃんは、やはり横抱きが理想です。
ただそうは言っても、生まれて初めての授乳後のゲップは縦抱きにすることがほとんど。
また、正しい姿勢で長時間じゃなければ良い、と言う医師や助産師さんがほとんどだと思います。
そしてなんと言っても、横抱きは意外とママの負担になっているんですよね。
両手はふさがり自然と前かがみになることで、肩や背中にも負担がかかります。
日に日に成長する赤ちゃんの重さにより、腱鞘炎などを引き起こす場合も。
私の周りでも、腱鞘炎を経験したママがとても多いです。
横抱き、縦抱きともにはっきりしたことはわかってない部分もあるので、メリット、デメリットを知った上で、上手に取り入れていくのが良いと思います。
縦抱きのメリット
・新生児は縦抱きで授乳すると、乳首を咥えやすく上手に飲めることが多い
・授乳のときにママの体の負担が軽い
・景色が変わるので、喜んだり泣き止んだりと機嫌が良くなる
・ママと赤ちゃんの体が密着するので、安心する
・新生児は縦抱きするとゲップを出しやすい
・消化が良くなる
縦抱きのデメリット
・赤ちゃんの背骨などに負担がかかるので、長い時間はできない
・首と体をしっかりと押さえる必要がある
・縦抱きが好きだと、横抱きで泣き止まない赤ちゃんも出てくる
こうして見ると、メリットも多いですね。
このことから、やはり育児の中に上手に縦抱きを取り入れていくのが、ママの負担を軽くし、赤ちゃんの機嫌を保つポイントかもしれません。
次は、赤ちゃんになるべく負担をかけない、正しい縦抱きの方法です。
首すわり前の正しい縦抱きの方法
1. 赤ちゃんを仰向けに寝かせた状態で、脇の下から首の後ろにかけて手を入れ、手のひら全体で首の後ろをきちんと支える
2. もう一方の空いた手で赤ちゃんのお尻から背中にかけて支える。 3. ゆっくり頭を起こし、赤ちゃんを少し背中を丸めるような姿勢をとらせながら、持ち上げる 4. ママの体と密着させ、しっかり首を支える |
首すわり縦抱きのときは、赤ちゃんの負担をなるべく軽くするために必ず両手で支えることです。
また、無理をさせない程度の姿勢にしてあげることがポイントです。
なかなかうまくいかないときは、おくるみやタオルケットでくるんだ状態で抱っこすると、赤ちゃんも固定され抱っこしやすいですよ。
さらに、横抱きの状態から少しずつ頭の方から、縦に立ててあげて慣れる方法もあります。
こちらの動画もとてもわかりやすいので、よろしかったら見てみてくださいね。
新生児の首がガクンとなってしまった!首すわり前のアクシデントの対処法
まだ首がすわってない赤ちゃんを縦抱きしていたら、首がガクンとなってしまった経験を持つママも多いと思います。
「こんなに小さいのに、背中や脳に何か問題が起きたらどうしよう」と、とても不安になりますよね。
ただ、こんな経験をしているママは案外多いです。
普段横抱きしかしていなくても、ゲップをさせる時や沐浴など、何かの拍子で首をガクンとさせてしまうことは珍しくありません。
初めての赤ちゃんなら、ガクンとさせてしまうのは大抵一緒にいる時間が長いママです。
でも、他に兄弟がいれば抱っこしていて、首を支えきれずガクンとさせてしまうことだってあります。
そして大抵の場合、赤ちゃんに何か影響が出ることはないです。
もちろん、ガクンとならないにこしたことはないですが・・・
ただ、いつもと違う様子がないか、しばらくは注意深く見てあげてください。
万が一、顔が青ざめてきたり、何度も吐く、ぐったりしているような時は、すぐに医師の診察を受けてください。
普段通りに元気に過ごしていれば、後々ガクンとなったことが原因で、なにか影響が出ることはありません。
首すわり前の縦抱きはこんなことはNG
首がすわる前の赤ちゃんを縦抱きする時の注意点をご紹介します。
- 縦抱きは長くても2時間以内。それ以上長時間の縦抱きは避ける
- 首を支えずに、肩や脇だけをつかんで抱っこするのはダメ。
- 縦抱きのまま、赤ちゃんをゆらすことはダメ。
- おんぶはしない
これらを守らずに縦抱きをしていると、赤ちゃんの首や背骨に負担がかかります。
首すわり前の縦抱きの負担を減らすポイント
- 赤ちゃんが眠そうにしていたら、横抱きに変えてあげる
- 大泣きして機嫌が悪い時は、仰け反る危険もあるので縦抱きはしない
- ママの負担を減らすため、抱っこひもを使う
首すわり前の新生児から縦抱きに使える抱っこひも一覧
新生児のうちはまだ体重も軽く、ママも縦抱きしやすいと思います。
でも徐々に重くなり、支えるのが大変になったら、抱っこひもを使ってみてください。
短時間のお出かけにも使えるので、1つあると重宝しますよ。
抱っこひもの選び方のポイントは、まず赤ちゃんの首をしっかりホールドできることです。
以下の抱っこひもは、新生児から縦抱きすることを考慮して作られています。
オプションなど必要なく、標準装備で使えるものだけ紹介しますね。
エルゴベビー ベビーキャリア
ヘッド&ネックサポートがついていて、3.2kg~4歳になるまで長く使えます。
ベビービョルン ベビーキャリアONE+
首のすわってない新生児の頭を、しっかり包んで支える形状です。
まとめ
首すわりまでの赤ちゃんを抱っこをする時は、
- 基本は横抱き
- 縦抱きでも長時間でなければ、影響はない。
- 首と体を両手でしっかり支える
- 万が一首がガクンとなったら、いつもと変わったところがないか様子を見る
- 首をしっかり支えられる抱っこひもを使う
などを頭に入れておいてくださいね。
横抱きが好き、あるいは縦抱きの方が喜ぶなど、赤ちゃんによっても様々です。
どんな抱っこが好きなのか様子を見ながら、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんでください。
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